千葉の奥深き発酵文化を巡る旅:いすみエリアの「ごちそうチーズ」と、体と心を潤すグルメフェス
千葉県といえば、醤油やみりん、日本酒、味噌など、古くから日本の食文化を支える発酵食品の宝庫として知られています。その豊かな食の恵みを改めて感じさせてくれる、素晴らしいイベントがこの秋、開催されます。
私も以前から「発酵」というテーマに強い関心を持っていましたが、今回ご紹介する千葉の取り組みは、その奥深さと地域に根差した多様な魅力を改めて教えてくれました。特に私が注目したのは、千葉の南東部に位置するいすみエリアで育まれている「ごちそうチーズ」の数々。これは、ただの美味しいチーズというだけではありません。そこには、生産者の情熱や、自然との共生、そして地域全体で文化を育むストーリーが詰まっているのです。
そんな「発酵県ちば」の魅力を五感で体験できるのが、9月26日(土) にイオンモール成田 なりそらテラスで開催される 「発酵県ちばグルメフェス2026」 です。発酵食品を使ったグルメの数々に舌鼓を打ち、味噌づくり体験で日本の伝統に触れる――想像するだけで心が躍りますね!
食の祭典「発酵県ちばグルメフェス2026」で心躍る体験を!
イベントのメインは、もちろん発酵食品を使ったグルメの数々。白みりんかき氷、豚味噌丼、そして地元の日本酒など、心惹かれるメニューが並びます。さらに、親子で楽しめる味噌づくり体験といったワークショップも充実しているそう。これは、食の美味しさだけでなく、その背景にある文化や作り手の想いまで感じられる貴重な機会になることでしょう。
ぜひ、この機会に千葉の発酵の恵みをたっぷりと味わってみてください。
開催概要
- 開催日時: 2026年9月26日(土) 10:00~18:00
- 開催場所: イオンモール成田 なりそらテラス
- 詳細情報: 千葉県公式ウェブサイト
いすみエリア発!「ごちそうチーズ」を巡る冒険
今回のイベントで特にフィーチャーされるのが、酪農が盛んないすみエリアのチーズです。この地域には、それぞれ個性的なチーズ工房が点在し、豊かな自然の中で育まれた新鮮なミルクを使って、こだわりのチーズを作り出しています。それぞれの工房が切磋琢磨し、交流しながら「チーズ文化」を育んでいるのは、いすみならではの魅力ですね。
それでは、そんな魅力あふれるいすみエリアの工房をいくつかご紹介しましょう!
1. 循環型酪農から生まれる世界品質のチーズ「高秀牧場 チーズ工房」
まずご紹介するのは、いすみ市の小高い丘に位置する「高秀牧場」です。約180頭の乳牛が暮らすこの牧場は、まさに 「循環型酪農」 を実践する持続可能な酪農のモデル。牛の排泄物を堆肥や液肥として活用し、その肥料で育った牧草を牛の餌にするという、自然のサイクルを大切にした取り組みは、未来の酪農のあり方を私たちに示してくれます。
新鮮な牛乳から職人が愛情込めて手作りするチーズは、ミルク本来の風味が生きていて、一口食べればそのこだわりが伝わってきます。牧場内にはテラス席やブランコもあり、牛たちを眺めながらゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
*高秀牧場*
国際コンクール「スーパーゴールド」受賞の逸品!「草原の青空」
敷地内のチーズ工房には、牧場自慢のチーズがずらりと並びます。中でも、ブルーチーズの 「草原の青空」 は、2015年の国際コンクール「Mondial du Fromage」で最高位の 「スーパーゴールド」 を受賞したという輝かしい実績を持つ逸品。ブルーチーズと聞くと構えてしまう方もいるかもしれませんが、牛乳の甘みを感じるマイルドな味わいは、初心者の方にもきっと気に入っていただけるはずです。
*国際コンクール「Mondial du Fromage」スーパーゴールド受賞の「草原の青空」*
このほか、焼いて食べると格別の「ミルクのたまご」や、デザート感覚で楽しめる「フロマージュ・フレ」も人気だそう。ぜひ、あなたのお気に入りを見つけてみてくださいね。
- 所在地: いすみ市須賀谷1339-1
- 公式HP: 高秀牧場 チーズ工房
2. ジャージーミルク100%のコクと情熱「チーズ工房IKAGAWA」
東京からいすみ市へ移住したご夫婦が営む「チーズ工房IKAGAWA」は、スイスの農家の姿に感銘を受け、自然と人が共生するシンプルな酪農を実践しています。8頭のジャージー牛には、自分たちで育てた牧草だけを与えるという 「自家飼料100%」 を実現し、365日完全放牧でのびのびと過ごさせているという徹底ぶり。
*チーズ工房IKAGAWA*
そんな牛たちのミルクで作られたチーズは、ジャージーミルクならではのコクがありながらもスッキリとした後味が特徴。「また食べたくなるチーズ」を目指し、牛と自然に寄り添いながら愛情を込めてチーズを作っている姿勢には、感動すら覚えます。
こだわりが詰まった、美しい黄色のジャージーチーズ
中でもおすすめは、スイスの村に伝わる製法で作られる 「ムチュリ」 。塩水で表面を洗い、敷地内の洞窟で2カ月以上熟成させたクリーミーな味わいは、一度食べたら忘れられないでしょう。
*こだわりが詰まったジャージーチーズ*
このほか、ミルクの旨味が凝縮された「モッツァレラ」や、焼くとジューシーな「カチョカヴァッロ」も人気。青草をたっぷり食べるジャージー牛のミルクはカロチンが豊富で、チーズが美しい黄色に仕上がるのも特徴です。見た目にも美味しそうですよね!
- 所在地: いすみ市山田6623
- 公式HP: チーズ工房IKAGAWA
3. できたてチーズをカフェで堪能「haru fromagerie・cafe」
「haru fromagerie・cafe」は、かつて高秀牧場でチーズ製造を担当していた店主がオープンした、チーズ工房兼カフェです。高秀牧場の良質な生乳を使い、一つ一つ丁寧に手作りするチーズは、まさに職人の技と愛情の結晶。
*haru fromagerie・cafe*
「でき上がったチーズをその場で味わってもらいたい」という店主の想いから、工房にカフェが併設されています。木の温もりを感じる店内で、自家製チーズの販売はもちろん、こだわりのチーズ料理やスイーツを味わえるのは、チーズ好きにはたまらないでしょう。乳酸菌や酵母の働きで日々変化する、ナチュラルチーズならではの奥深い味わいを、ぜひその場で体験してみてください。
焼き立てガレットと自家製チーズのマリアージュ
おすすめは、そば粉の生地を香ばしく焼き上げたガレット。そばの風味が広がる生地に、ベーコンや野菜、そして自家製ナチュラルチーズを合わせた一品は、コーヒーとの相性も抜群だとか。
*「haru fromagerie・cafe」のおすすめメニュー、ガレット*
また、4種類の手作りチーズ(ハル・スープル・ブルー・フロマージュブラン)を一度に味わえる盛り合わせも人気だそう。それぞれの味わいの違いをじっくりと楽しんでみるのも良いですね。
- 所在地: いすみ市山田332
- 公式HP: haru fromagerie・cafe
4. 里山が生み出す山羊のチーズ「Le Chalet HATTORI」
「Le Chalet HATTORI」は、山を開拓し、山羊たちが自由に駆け回る環境を一から作ったという、並々ならぬ情熱から生まれたチーズ工房です。乳脂肪分が高くミルクの豊かな香りが特徴の 「ヌビアン種」 にこだわり、一年を通して里山でのびのびと放牧しています。
*Le Chalet HATTORI*
山羊は春に出産するため、ミルクがとれるのは春から秋の限られた期間のみ。つまり、このチーズには 「旬」 があるのです! 日々の健康管理から搾乳、チーズ製造まで一貫して手掛け、「この土地ならではの味わいを届けたい」と愛情を注ぎながらチーズ作りに取り組んでいます。
個性あふれる3種の山羊チーズ
おすすめは、個性豊かな3種類のチーズです。
- リコッタ: ミルクの風味をダイレクトに味わえるフレッシュなタイプ。
- 熟成フレッシュ: 2週間熟成の爽やかな酸味から、4週間熟成の香ばしい味わいへと変化を楽しめる。
- 長期熟成ハードタイプ: ミルクの風味を残しつつ、数カ月間の熟成によって旨味を最大限に引き出した逸品。
「日々ミルクと対話し、その時々の個性をチーズに生かす」という言葉から、作り手の繊細なこだわりが伝わってきます。
- 所在地: いすみ市内(詳細はInstagramのメッセージからお問い合わせください)
- Instagram: Le Chalet HATTORI
発酵県ちばを彩る、チーズ以外の魅力も!
いすみエリアには、チーズ以外にも発酵の恵みを楽しめる素晴らしいスポットがあります。
大多喜町から世界へ!クラフトビール醸造所「大多喜麦酒」
大多喜町に2022年オープンした「大多喜麦酒」は、地域の農産物と大多喜の風土を生かしたクラフトビールを醸造しています。
*大多喜麦酒*
レギュラー商品は3種類。
- OTAKIゴールデンエール: スッキリとした味わい。
- OTAKI IPA: 柑橘系の華やかな香りと心地よい苦みが特徴。
- OTAKIスタウト: ローストした麦芽の香ばしさが広がる。
個性豊かな味わいは、ビール好きにはたまらないでしょう。地元の恵みが詰まったクラフトビールを、ぜひ味わってみてください。
- 所在地: 夷隅郡大多喜町宇筒原215
- 公式HP: 大多喜麦酒
心と身体が喜ぶオーガニックカフェ「Rice Terrace Cafe」
自然とともに暮らすライフスタイルを実践する「ブラウンズフィールド」の一角にある「Rice Terrace Cafe」は、古い納屋をリノベーションした温もりあふれるオーガニックカフェです。
*Rice Terrace Cafe*
ここでは、自家栽培のお米や旬の野菜、そして自家製の味噌や醤油といった発酵調味料を使った、身体にやさしい料理を楽しむことができます。特に週替わりランチプレートは人気だそう。四季折々の田園風景を眺めながら、心も身体も満たされるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 所在地: いすみ市岬町桑田1501-1
- 公式HP: Rice Terrace Cafe
大多喜町から世界へ!「チーズ工房【千】sen」店主・柴田千代氏の情熱
いすみエリアにある大多喜町で、日本の風土を生かしたチーズ作りを行う「チーズ工房【千】sen」。店主の柴田千代氏は、国内最高賞の農林水産大臣賞や、世界的なコンクール「モンディアル・デュ・フロマージュ」での金賞受賞など、国内外で高い評価を受けている日本を代表するチーズ職人です。
*チーズ工房【千】sen 店主 柴田 千代 氏*
彼女のチーズ作りに込める想いやこだわり、そして地域での活動について伺った内容から、その並々ならぬ情熱が伝わってきました。
18歳の決意から始まったチーズの道
柴田氏がチーズ職人を志したのは、なんと18歳の高校生の時。将来の食糧問題を知り、保存性や栄養価に優れたチーズ作りに惹かれたといいます。大学で発酵学を学び、北海道やフランスでの修行を経て、2014年に大多喜町の築120年の古民家を改装し「チーズ工房【千】sen」をオープン。「日本の美しさをチーズを通して世界へ届けたい」という強い想いを胸に、日々挑戦を続けているそうです。その探求心と行動力には、ただただ頭が下がります。
*チーズ工房【千】sen 工房外観*
日本の食文化を表現する、独創的なチーズ作り
工房では、フレッシュ・酸凝固・ウォッシュ・白カビの4タイプ、実に18種類ものチーズを製造しています。特に得意とするのは白カビタイプだそうで、「もし古代から日本にチーズがあったなら、何を合わせ、どんな文化を育んだのだろう」という想像をベースに、日本の食や文化をチーズで表現しているというから驚きです。
*工房で製造される18種類のチーズ*
工房の空間もユニークで、日本酒の麹室(こうじむろ)がヒントになっているそう。木造・瓦屋根の古民家は通気性に優れ、木の隙間に棲む微生物までが製造に適した環境を作り出しているといいます。この場所との出会いも、まさに運命だったのでしょう。
チーズを通して伝える、いすみの魅力と未来への展望
柴田氏は、チーズ作りを通して、いすみの豊かな自然と多彩な農林水産物の魅力を発信することにも力を入れています。地元の生産者や事業者とも協力し、地域全体の価値を高めようとする姿勢は、まさに「地域のリーダー」そのもの。
*子どもたちにチーズ作りの楽しさを伝える柴田氏*
さらに、子どもたちが「自分の好きなこと」を見つけるきっかけとなる体験イベント「寺子屋」を毎年開催し、チーズ作りの楽しさを伝えています。こうした活動を重ねることで、大多喜町を訪れる人や地域とのつながりを増やしていきたいという、未来を見据えた展望を語ってくれました。
*チーズ工房【千】sen ロゴ*
「チーズ工房【千】sen」は、乳酸菌と酵母を0.01グラム単位で独自に調合し、日本の風土を生かしたチーズづくりに取り組む、まさに特別な工房です。営業は毎月第1日曜日のみという限られた機会ですが、多くの人がその特別な一日を楽しみに訪れるといいます。商品は、月1回の直売のほか、オンラインでも購入可能なので、ぜひ一度その世界観を体験してみてください。
- 所在地: 夷隅郡大多喜町馬場内178
- 公式HP: チーズ工房【千】sen
2026年9月26日(土)は「発酵県ちばグルメフェス」へGO!
いかがでしたでしょうか? 千葉県、特にいすみエリアには、こんなにも豊かな発酵文化と、そこに情熱を注ぐ素晴らしい人々がいることに、私も改めて感動しました。
*「発酵県ちばグルメフェス2026」のイメージ*
生産量日本一を誇る醤油やみりんをはじめ、日本酒、味噌、そして今回ご紹介したチーズなど、千葉県には数えきれないほどの発酵食品があります。その魅力を一度に体験できるのが、この秋開催される 「発酵県ちばグルメフェス2026」 です。
ぜひ、9月26日(土)はイオンモール成田 なりそらテラスへ足を運び、千葉県の発酵の恵みを五感で感じてみてください。美味しいグルメと楽しい体験が、きっとあなたを待っていますよ!
千葉県PRプロジェクトでは、これからも千葉ならではの価値や魅力を発信していくそうです。私も今後の情報に注目していきたいと思います。
- 発酵県ちばグルメフェス2026 詳細: 千葉県公式ウェブサイト
さらに深く知るなら、こちらもチェック!
*チーズから広がる、いすみの発酵満喫MAP*
千葉県PRプロジェクトは、千葉県各地のブランディングを目的に、千葉ならではの価値や魅力を発信するプロジェクトです。ご興味のある方は、ぜひ上記リンクから詳細をチェックしてみてください。











