鞆ゑ、10周年記念!「INVENTLOOP」との共演で生まれる、革新と伝統が織りなす極上の紳士靴
ビジネスシーンの足元を彩る紳士靴は、単なる道具ではありません。それは、その人の品格やこだわり、そして何よりも「自信」を映し出す鏡。今回、私が注目したのは、日本の美意識と職人技が息づく紳士靴ブランド 「鞆ゑ(ともえ)」 と、モダンな感性でクラシックを再構築する 「INVENTLOOP(インベントループ)」 がタッグを組んだ、記念すべきコラボレーションモデルです。
来春にブランド誕生10周年を迎える「鞆ゑ」。その節目を飾るにふさわしい、両ブランドの個性が融合したダブルネームシューズが、いよいよ私たちの前に姿を現しました。これはもう、見逃せません!
「日本のこころ」を足元に──紳士靴ブランド「鞆ゑ」が歩んだ10年
まずは、「鞆ゑ」というブランドについて少し掘り下げてみましょう。 トモエ商事が手掛ける「鞆ゑ」は、 『日本のこころを履く』 をコンセプトに掲げ、2016年の誕生以来、日本の紳士靴界で確固たる地位を築いてきました。
私が特に心惹かれたのは、 「メイド・イン・ニッポン」 に徹するその姿勢です。百貨店で直接お客様の声に耳を傾け、長年培ってきたノウハウと職人たちの卓越した技術を融合させることで、「本当に良い紳士靴とは何か」を追求し続けてきたと言います。
デザインにおいても、日本の象徴である「桜」や、ブランドのルーツである浅草の伝統文化をモチーフにするなど、 「細部に行き渡る美」 が意識されています。まさに、日本人の繊細な感性やこだわりが、一足一足に込められているのですね。

伝統と革新の融合!「INVENTLOOP」が吹き込む新たな息吹
そして今回のコラボレーションの立役者の一人、「INVENTLOOP」です。このブランドは、トモエ商事と70年以上の取引実績を持つオカモト株式会社が展開しています。
「INVENTLOOP」のブランド哲学は、クラシック(伝統的)な様式美に、モダン(現代的)な解釈を組み合わせることで、より快適で洗練されたデザインを追求すること。常に新しいものや面白いものを探求し続けるその姿勢は、「鞆ゑ」が培ってきた伝統と匠の技に、まさに新たな息吹を吹き込む存在と言えるでしょう。
想像してみてください。日本の伝統的な美意識と、現代的で洗練されたデザインが融合する瞬間を。まるで、古民家の梁に最新のアートが飾られるような、そんな心躍る化学反応が、このシューズには詰まっているのです。
妥協なき素材選び──最高級カーフレザーと希少なクードゥー革
今回の「INVENTLOOP × TOMOE」の記念モデルが特別なのは、その素材選びにも表れています。使用されているのは、選りすぐりの最高級カーフレザー、そしてアフリカに生息するウシ科の動物「クードゥー」の革です。
特に「クードゥー革」は、その魅力に驚かされました。
- 野性味あふれるワイルドな表情:通常の革にはない、独特のシボ(表面のしわ)や傷跡が、まるで大自然の中で生きてきた証のように力強い個性を放っています。
- 信じられないほどの柔らかさ:そのワイルドな見た目とは裏腹に、足に吸い付くようなしっとりとした感触は、一度履いたら手放せなくなりそう。
- 優れた耐久性:日常使いにも強く、長く愛用できるのは嬉しいポイントです。
- 深みのある経年変化:使い込むほどに色が深まり、ツヤが増していく様子は、まるで自分だけの物語を刻んでいくかのよう。育てる楽しみがある革と言えるでしょう。
これらの素材が、「鞆ゑ」と「INVENTLOOP」の技術とデザインによって、どのような極上の一足に仕上がっているのか、期待が膨らみますね。
あなたの足元を飾る、珠玉の5モデルを徹底解説!
さあ、いよいよ具体的な商品ラインナップを見ていきましょう。 どのモデルも10周年記念にふさわしい、 ¥154,000(税込) という価格帯の高級モデルです。価格だけを見ると「高い」と感じるかもしれませんが、その背景にある素材、技術、そしてストーリーを知れば、その価値にご納得いただけるはずです。
(1) フォーマルの王道「IL001 OXFORD」

- モデル名: OXFORD(オックスフォード)
- カラー: ブラック
- 使用革: イタリア・イルチア社製 ニューオックスフォード革
- 特徴: 17世紀にオックスフォード大学の学生たちが履いていたことに由来する、まさにクラシックの象徴。ビジネスシーンはもちろん、冠婚葬祭などのフォーマルな場にも自信を持って履いていける、まさに 「究極の定番」 です。一足持っていれば、どんなシーンでも足元から品格を演出してくれます。
(2) 洗練された美しさ「IL002 POSTMAN(ブラック)」

- モデル名: POSTMAN(ポストマン)
- カラー: ブラック
- 使用革: イタリア・イルチア社製 ニューオックスフォード革
- 特徴: 1950年代のアメリカ郵便配達員が履いていた靴をベースにしたモデル。つま先からかかとまで一枚革で仕立てられているため、継ぎ目が少なく、その洗練された流れるようなフォルムが非常に美しいです。シンプルながらも、細部にまでこだわりが光る一足。
(3) 深みのあるブラウン「IL003 POSTMAN(ブラウン)」

- モデル名: POSTMAN(ポストマン)
- カラー: ブラウン
- 使用革: フランス・アノネイ社製 ボカルー革
- 特徴: (2)のポストマンモデルの色違いですが、こちらはフランスの老舗タンナー、アノネイ社製のボカルー革を使用。深みのあるブラウンは、ブラックとはまた異なる落ち着いた大人の雰囲気を醸し出します。カジュアルダウンしすぎず、それでいて抜け感も演出できる、表情豊かなブラウンに注目です。
(4) 無駄のない美学「IL004 FAV」

- モデル名: FAV(ファブ)
- カラー: ブラック
- 使用革: クードゥー革
- 特徴: 無駄をそぎ落とした、すっきりとしたプレーントゥのデザインが特徴です。モデル名の「FAV」は「Favorite(お気に入り)」から。数あるプレーントゥの中でも、この一足があなたにとっての「特別」になるように、という作り手の願いが込められています。クードゥー革の独特な風合いが、シンプルながらも個性を際立たせます。
(5) 個性を際立たせる「IL005 KNOLL」

- モデル名: KNOLL(ノル)
- カラー: ブラック
- 使用革: クードゥー革
- 特徴: ハトメ加工がアクセントになったUチップダービーです。モカ部分からつま先にかけての緩やかな曲線は、モデル名の由来にもなった「丘(knoll)」を思わせる美しさ。クードゥー革のワイルドな表情と、Uチップのカジュアルさが絶妙にマッチし、ビジネスからオフまで幅広く活躍してくれそうです。
| 品番 | モデル名 | 価格(税込) | サイズ | カラー | 使用革 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| IL001 | OXFORD | ¥154,000 | 24.5cm~28.0cm | ブラック | イタリア・イルチア社製 ニューオックスフォード革 | フォーマルシーンの定番 |
| IL002 | POSTMAN | ¥154,000 | 24.5cm~27.0cm | ブラック | イタリア・イルチア社製 ニューオックスフォード革 | 洗練された一枚革の美しいフォルム |
| IL003 | POSTMAN | ¥154,000 | 24.5cm~27.0cm | ブラウン | フランス・アノネイ社製 ボカルー革 | 深みのあるブラウンと一枚革の美しさ |
| IL004 | FAV | ¥154,000 | 24.5cm~27.0cm | ブラック | クードゥー革 | 無駄のないすっきりとしたプレーントゥ |
| IL005 | KNOLL | ¥154,000 | 24.5cm~27.0cm | ブラック | クードゥー革 | ハトメ加工がアクセントのUチップダービー |
10万円超えの価値とは?コスパと購入ガイド
さて、10万円を超える価格帯に、少し躊躇する方もいるかもしれません。しかし、私はこの価格に十分な 「価値」 があると感じています。
安価な靴を何足も買い替えるよりも、本当に良い靴を一足手に入れ、長く大切に履き続けることは、結果的に 「コスパが良い」 という考え方もできます。今回ご紹介したモデルは、最高級の素材と職人の技術が結集した逸品。適切な手入れをすれば、それこそ10年、20年とあなたの足元を支え、共に時を刻むパートナーとなってくれるでしょう。クードゥー革のように、使い込むほどに味わいが増す素材であれば、その経年変化を楽しみながら、さらに愛着が湧くはずです。
もし「気になる!」と感じたら、ぜひ実物を手に取って、その質感と履き心地を確かめてみてください。
取扱店舗
「INVENTLOOP × TOMOE」の特別なシューズは、以下の百貨店で販売されます。
- 伊勢丹新宿本店 (東京都新宿区新宿3-14-1):販売中
- 日本橋三越本店 (東京都中央区日本橋室町1-4-1):11月下旬より販売
- 銀座三越店 (東京都中央区銀座4-6-16):11月下旬より販売
百貨店の店頭で、実際に試着することで、それぞれのモデルが持つ雰囲気や、足へのフィット感を実感できます。特に革靴は、足の形や歩き方によって履き心地が大きく変わるもの。プロのフィッターに相談しながら、あなたにぴったりの一足を見つけるのが賢い選び方です。
「鞆ゑ」を支えるトモエ商事とチヨダグループの底力
今回のコラボレーションを実現させたトモエ商事は、株式会社チヨダの子会社です。チヨダグループは、全国に800店舗以上を展開する大手靴販売チェーンであり、その事業規模と長年の実績は、日本の靴文化を支える大きな存在と言えます。
「鞆ゑ」ブランドが、これだけこだわり抜いた靴づくりを続けられるのも、こうした強固な企業基盤があるからこそ。日本の伝統と品質を大切にする姿勢は、グループ全体に脈々と受け継がれているのですね。
もっと「鞆ゑ」の世界を知りたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。

まとめ
「鞆ゑ」のブランド誕生10周年を記念する「INVENTLOOP」とのダブルネームシューズは、単なる高級革靴の枠を超え、日本の伝統と革新、そして職人の情熱が詰まった特別な一足と言えるでしょう。
新しい10年へと踏み出す「鞆ゑ」の意欲が感じられるこのコレクション。あなたのビジネスライフを豊かに彩る、最高のパートナーを見つけてみませんか?ぜひ店頭で、その「次の10年」への想いを足元で感じてみてください。











