名車の物語がここに!『クラシックカー大全』でタイムトリップ。著名人絶賛の一冊が本日発売!
車が単なる移動手段だった時代を遥かに超え、人々の夢や情熱、そして技術革新の象徴として輝きを放ってきたクラシックカーたち。彼らが紡いできた壮大な物語が、一冊の「大全」として私たちの手元に届きました。河出書房新社から本日10月28日に発売される 『クラシックカー大全』 は、まさにその名にふさわしい決定版です。
この書籍は、1900年代初頭から1980年代末までの約200台に及ぶ世界の名車を網羅。その歴史的背景、メーカーの哲学、そして時代を彩った名車たちの個性まで、余すところなく紹介しています。
車をこよなく愛する著名人たちも、この一冊に熱いメッセージを寄せています。
- 近藤真彦さん(歌手・KONDO RACING TEAM監督) は、「まるで小説を読んでいるかのような感覚」と語り、子ども時代の記憶が蘇ると絶賛。
- 鈴木亜久里さん(元レーシングドライバー) は、「これほど詳しく、幅広くクラシックカーを扱った本は無いんじゃないかな?」とその網羅性に太鼓判を押します。
- そして、東儀秀樹さん(雅楽師) は、「人間の英知と夢が作り上げた自動車文化」として、この動く文化遺産へのリスペクトを語っています。
彼らが口を揃えて薦めるこの本には、一体どんな魅力が詰まっているのでしょうか?
『クラシックカー大全』のココがすごい!私が注目した5つの魅力
私もページをめくってまず感じたのは、その圧倒的な情報量と、初心者にも優しい語り口の絶妙なバランスです。専門知識がなくとも、まるで隣でベテランの愛好家が語りかけてくれるような、そんな温かさがこの本にはあります。
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約200台の貴重なクラシックカー写真に釘付け! とにかく目を奪われるのは、美しくダイナミックな実車の数々。単なるカタログ写真ではなく、その車の魂が宿っているかのような躍動感ある写真が満載です。見開きいっぱいに広がる名車の姿は、ページをめくるたびに感動と興奮を与えてくれます。

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世界と日本の自動車メーカーの哲学に迫る 有名メーカーの歴史や特徴、そして代表的な名車が丁寧に紹介されています。第1章「世界のクラシックカー」では、メルセデス・ベンツ、フォード、ロールス・ロイス、ブガッティといった名門が、そして第2章「日本のクラシックカー」では、三菱、マツダ、日産、トヨタ、ホンダといった日本が世界に誇るメーカーが取り上げられています。 世界の名車に想いを馳せる時間もあれば、私たちが普段馴染みのある国産車のルーツに触れることで、新たな発見があるかもしれません。
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時代背景とデザイン潮流を深掘りする「物語」 本書の核ともいえる第3章「時代ごとに楽しむクラシックカー」では、1900年代から1980年代まで、10年ごとに時代を象徴する名車が見開きで解説されています。ただスペックを追うだけでなく、 「その車が生まれた背景」 や 「当時の社会や文化との関わり」 にまで踏み込んでいる点が、私が最も惹かれたポイントです。デザインがなぜそうなったのか、どんな技術革新があったのか、まるで名探偵になった気分で読み進められます。
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専門用語を排した、誰でも楽しめる構成 「クラシックカーって専門用語が多くて敷居が高いな」と感じている方もご安心ください。本書は専門用語を極力排し、初心者から愛好家まで、誰もが楽しめるよう工夫されています。どのページから読み始めても、その一台が持つ物語と魅力に触れられる構成は、まさに 「開かれたクラシックカーの世界」 を体現しています。
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手元に置きたくなる「頼りになるデータベース」 この一冊があれば、クラシックカーに関する疑問や知りたいことがすぐに解決するでしょう。読み物としても、調べ物としても、あなたのカーライフを豊かにする頼りになるデータベースとなるはずです。
本文をチラ見せ!「伝説の名車たち」との出会い
それでは、本書の一部を覗いてみましょう。
第1章:世界のクラシックカーに酔いしれる
私が特に心惹かれたのは、やはり海外のスーパーカーたちのページです。
戦闘機を思わせるアグレッシブなフォルムと、咆哮するV12エンジンでスーパーカーの象徴となったランボルギーニ・ミウラ。そのデザインは、まさに「走る芸術作品」です。

そして、レーシングの魂と優れた実用性を兼ね備えた孤高の存在、ポルシェ911。その一貫したコンセプトと後継性には、ただただ脱帽です。速さだけでなく、操る喜びを追求し続ける哲学が、このブランドの魅力ですね。

第2章:日本の自動車産業の軌跡を辿る
日本の自動車メーカーも負けてはいません。
モータースポーツ活動を積極的に展開し、オフロードでの圧倒的な走破性とWRCでの活躍で知られる三菱。特にランサーエボリューションの活躍は、私たちが若い頃に夢中になった記憶とも重なります。

そして、コラムで紹介されている 「商用車に美を取り入れた男・小杉二郎」 の功績は、マツダが 「デザインに強い会社」 という印象を市場に根付かせたきっかけとなったそうです。R360クーペやK360クーペなど、彼のデザイン哲学は現代のマツダ車にも脈々と受け継がれています。

第3章:時代が創り上げた名車たち
時代を遡り、1920年代の世界へ。世界の王族・貴族を虜にした究極のラグジュアリーカー、ロールス・ロイス・ファントムI。当時のファントムはシャーシのみが提供され、ボディはコーチビルダーによる完全オーダーメイドだったというから驚きです。一台一台がユニークな存在だったんですね。

1930年代に登場したデソート・エアフローは、まさしく時代を先取りしすぎた名車でしょう。当時の典型的な「ボックス型」デザインとは一線を画す、流線型のボディは、世界初の空力(エアロダイナミクス)を重視した量産車として自動車デザイン史に名を刻みました。当時の人々には奇抜すぎたデザインも、今見ればその革新性に感動を覚えます。

そして1960年代、日本のモータリゼーションを語る上で欠かせないのが、日産の親しみやすいファミリーカー、サニーB10型です。シンプルなデザインでありながら、人々の生活に寄り添い、多くの家庭で愛されました。

著者紹介:クラシックカー輸送のプロが紡ぐ物語
本書の著者である小國麻実氏は、1960年代からクラシックカー輸送サービスを提供するCOSDEL社(アメリカ・現CARS USA社)の日本法人COSDEL JAPAN代表を務めています。これまで200台以上のクラシックカー輸送を手がけ、トヨタ博物館や日産ヘリテージコレクションなど、数々の重要な案件を担当してきた 「クラシックカーのプロフェッショナル」 です。
長年にわたりクラシックカーの世界に深く携わってきた著者だからこそ語れる、単なるデータを超えた「車の物語」が、この一冊には詰まっています。ちなみに、彼女の愛車はジャガー・XJ-6とのこと。車への深い愛情が伝わってきますね。
価格と購入方法:価値ある一冊を手元に
これだけの内容が詰まった 『クラシックカー大全』 は、定価4620円(税込) です。約200台もの名車の高精細な写真、詳細な解説、そして歴史的背景や社会との関わりまで深掘りされたこの一冊は、その価格以上の価値があると言えるでしょう。まさに、クラシックカー愛好家にとっての「投資」であり、初心者にとっては「最高の入門書」となるはずです。
本日10月28日より、全国の書店やオンラインストアでご購入いただけます。
詳細はこちらの河出書房新社の公式サイトをご覧ください。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309295503/
最後に
いかがでしたでしょうか? 『クラシックカー大全』は、単なる車の図鑑ではありません。それは、人々の情熱、挑戦、そして夢が形になった「動く文化遺産」としてのクラシックカーの魅力を、私たちに再認識させてくれる一冊です。
かつて心をときめかせた名車との再会、あるいは新たな名車との出会い。この本を手に取れば、あなたはきっと、時代を超えた壮大な物語の旅に出ることでしょう。車好きならずとも、その美しさと奥深さに魅了されること間違いなしです。
ぜひ、この機会に『クラシックカー大全』を手に取り、クラシックカーの深遠な世界を旅してみてください。











