雪駄とスニーカーが「浮遊感」で出会う? goyemonの新作『unda HOVER』に注目!
日本の伝統的な履物「雪駄」。粋な佇まいと、足元に感じる独特の開放感は、古くから多くの人に愛されてきました。一方で、現代の生活に欠かせないのがスニーカーの快適さと機能性です。
「この二つがもし融合したら?」
そんな大胆な発想を形にし、「雪駄スニーカー」という独自のカテゴリーを切り開いてきたブランドがあります。それがgoyemon(ゴエモン) です。彼らが今回、またしても私たちの常識を心地よく揺さぶる新作を発表しました。その名も『unda HOVER(ウンダ ホバー) 』。
プロダクト名に「ホバー」と付く通り、彼らが今回目指したのは、まさに「浮遊感」。そして、私が個人的に最も惹かれたのは、その 「史上最薄」 というキーワードです。
薄さの中に隠された「浮遊する」履き心地とは?
goyemonの「unda-雲駄-」といえば、そのボリューム感のあるエアーソールが特徴的でした。しかし、今回の『unda HOVER』は、そのイメージを覆します。
一番の革新は、新たに開発された「薄型フルレングスエアーソール」です。 つま先からかかとまで、足裏全体を薄いエア構造が支えます。これにより、まるで地面から反発するような、ふわりとした「浮遊感」のある歩行体験が生まれるというのです。
「薄いのに浮遊感?」と不思議に思う方もいるかもしれません。通常の厚いスニーカーソールにあるような沈み込みや、過剰な反発とは違う、地面との距離感を保ちながらも、確かなクッション性と軽やかな押し上げがある。そんな感覚を想像すると、これはかなり独特で面白そうです。雪駄本来の、地面を捉える感覚と、スニーカーのクッション性の良いとこ取りを目指した結果ではないでしょうか。
そして、この薄型ソールがもたらすもう一つの大きな特徴が、 「より“雪駄らしい”プロポーション」 です。
これまでのundaは、どちらかというとスニーカーライクなボリューム感がありましたが、『HOVER』は伝統的な雪駄のシャープで美しいシルエットに近づいています。鼻緒(花緒)の構造はもちろん、全体のバランスがより洗練され、和のエッセンスが色濃く感じられます。
正直、初めて見た時、「ああ、これぞgoyemonの新しい原点か!」と感じました。彼らは常に伝統とテクノロジーの融合を探求してきましたが、一度スニーカー側に大きく振った後、再び「雪駄本来の美しさ」へと立ち返り、そこに最新技術を重ねた。これはまさに、 「進化」のその先にある「原点回帰」 と言えるでしょう。
履く人の足元に、未来と伝統の接点を届ける一足。まさにそんな言葉がぴったりのプロダクトだと感じます。
カラーバリエーションは、ブランド初期から使われている京都製のコットンとレーヨンの混紡生地を採用した、 「BLACK」「WHITE」「SUMI(スミ)」の3色展開。どれも雪駄の持つ和の雰囲気を損なわず、モダンな印象を与えてくれます。特にSUMIは、独特の深みがあって魅力的ですね。
BLACK
WHITE
SUMI
『unda HOVER』の価格と、手に入れるならここ!
さて、気になる価格ですが、『unda HOVER』は ¥27,500(税込) です。
伝統的な雪駄に比べれば高価ですが、最新のエアーソール技術を搭載し、「雪駄スニーカー」という独自のポジションを確立しているプロダクトであることを考えると、どうでしょう? スニーカーとしての機能性、デザイン性、そして日本の伝統文化を現代にアップデートするというストーリー性を加味すれば、私は十分に価値に見合う価格設定だと感じます。特に、今回大阪・関西万博の日本館公式ユニフォームとして採用されたという事実も、その独自性や品質の高さを証明していると言えるでしょう。
この注目の新作『unda HOVER』をいち早く手に入れるチャンスがあります!
2025年7月5日(土)、6日(日)の2日間、大阪・心斎橋で開催されるgoyemon初の最大規模の感謝祭「ゴヱモン オオサカ」 で先行リリースされます。
- 製品名: 「unda HOVER(ウンダ ホバー)」
- 価格: ¥27,500(税込)
- サイズ展開: S(23.5cm〜25cm)、M(25.5cm
27cm)、L(27.5cm29cm)、XL(29.5-31.0cm)
このイベントは、予約不要で誰でも入場できるとのこと。気になる方は、ぜひ会場に足を運んで、この「浮遊感」を直接体験してみてはいかがでしょうか?
イベント情報:ゴヱモン オオサカ
- 会期: DAY1 2025年7月5日(土)12:00-18:00 / DAY2 2025年7月6日(日)11:00-17:00
- 入場料: 無料/事前予約不要
- 会場: 大阪府大阪市中央区南久宝寺4-4-5
- アクセス: 大阪メトロ御堂筋線本町駅 徒歩5分、大阪メトロ御堂筋線心斎橋駅 徒歩7分
- 特設サイト: https://www.goyemon.tokyo/goyemon-osaka
いち早く新作をチェックできるだけでなく、感謝祭という名の通り、きっとgoyemonの世界観を存分に楽しめる内容になっているはずです。
goyemonとは? 「あなたの常識を盗みます。」
ここで少し、goyemonというブランドについて掘り下げてみましょう。2018年に誕生した彼らは、 「日本の伝統×最新技術」 というコンセプトを一貫して掲げ、プロダクトを通じて既成概念を刷新することを目指しています。
彼らのブランドステートメントは、なんとも挑戦的です。 「We steal standard.(あなたの常識を盗みます。)」 。
この言葉を聞いて、「おや?」と思った方もいるはず。そう、ブランド名「goyemon」は、あの天下の大泥棒、石川五右衛門に由来しています。彼は金銀財宝を盗むために“かすがい”を使ったとされていますが、goyemonは「デザイン」を“かすがい”として、人々の心を盗むような製品を生み出しているのです。かっこいいですよね。
プロダクトデザイナーである大西藍氏と武内賢太氏によって立ち上げられたgoyemonは、伝統の美意識を守りつつ、革新的なアイデアで再構築された製品を通して、日本文化への新たな入口となることを目指しています。ただ古いものを守るのではなく、現代のライフスタイルにフィットさせ、新しい価値を創造する。まさに、これからの世代に日本の魅力を再発見させる「きっかけ」を提供し、文化を次世代へ継承する架け橋のような存在だと私は感じています。
今回の感謝祭「ゴヱモン オオサカ」も、創業6年の歩みを支えてくれたお客様への感謝を示すもの。「大入」という江戸時代の文化を着想源としている点も、goyemonらしい粋な計らいです。万博公式ユニフォーム採用という大きな節目に、大阪で最大規模のイベントを行うというのも、彼らの勢いと、ファンとの繋がりを大切にする姿勢の表れでしょう。
ブランドについてもっと知りたい方は、ぜひ彼らの公式サイトをチェックしてみてください。
- goyemon 公式サイト: https://www.goyemon.tokyo/
まとめ:『unda HOVER』が切り拓く、足元の新境地
雪駄の美しさとスニーカーの快適性を、独自の技術と哲学で融合させてきたgoyemon。彼らが満を持して送り出す新作『unda HOVER』は、「史上最薄」のソールに隠された「浮遊感」という新たな体験と、「より雪駄らしい」洗練されたデザインで、私たちの足元に新鮮な驚きをもたらしてくれます。
価格は税込27,500円。伝統と革新が織りなすこのユニークなプロダクトに、あなたはどう価値を見出しますか?
もしあなたが、日本の伝統文化が好きで、新しいものにも積極的に挑戦したい、そして何よりも足元から個性と快適さを両立させたいと思っているなら、『unda HOVER』はきっとあなたの心を盗む一足になるはずです。
まずは、7月に大阪で開催される感謝祭で、この特別な「浮遊感」を体験してみてはいかがでしょうか。新たな雪駄スニーカーの時代の幕開けを、あなたも感じ取ってみてください。