「ルールに縛られない、自立した美しさ」ラルフローレンがNYで発表した2025年秋冬コレクションは、そんな現代女性のロマンチシズムを表現。マスキュリンとフェミニンが融合した、意外性のあるスタイルに注目です。この記事では、コレクションの全貌と、私たちが日常に取り入れるヒントをお届け。
【不変の美学】ラルフ ローレン2025秋冬コレクションがNYで解き放つ
秋のニューヨーク。ファッション界の巨匠、ラルフ ローレンが Fall 2025 ランウェイショーを開催。今回のコレクションは、「モダン ロマンティック」がテーマ。自信に満ち溢れ、ルールに縛られない、そんな女性像をラルフ ローレンならではの視点で表現。
マスキュリンとフェミニンの融合:相反する美しさ
今回のコレクションで注目したのは、マスキュリンとフェミニン、無骨さと洗練さといった相反する要素の美しい融合です。例えば、フリルのついた白いシャツとパンツは、一見するとフェミニンですが、そこに一枚仕立てのカシミアラップコートを合わせることで、都会的で洗練された印を与える。
逆に、ヴィンテージ風のダメージ加工を施したアビエータージャケットと合わせれば、クールでエッジの効いた印象に。一つのアイテムでも、組み合わせ次第で全く異なる表情を見せるファッションの奥深さを改めて感じさせられる。
質感へのこだわり:手仕事が生み出す唯一無二の存在感
今季のコレクションは、質感へのこだわりも大きな特徴。ワイドカラーのジャケットは、レザーフィニッシュからスエードへと変化し、そのテクスチャーとトーンのグラデーションは手作業によって一つ一つ作り上げられている。手作業で風合いを持たせたブラックのレザーが、実用的なボイラースーツに唯一無二のエレガンスを吹き込む。 シルクの裏地とレザーで緻密に包まれたインダストリアルなメタルスナップも、こだわりを感じさせられる。
レースと花柄:ダークロマンスの世界
ハンドプリントとエアブラシを組み合わせたベルベットのコード、純白のレース、ダークな花柄。これらの要素が組み合わさり、コレクション全体に優しい印象を与えている。この生地はふんわりとしたプリーツが床に広がるスカートのアンコン仕立てのスーツやミニ丈のシャツドレスにも使われている。
イブニングシーンを彩る華やかな装い
イブニングシーンには、チャーミングなセットアップや華やかなドレスを提案。スパンコールのサンプラーセーターに手刺繍で縫い留めたビーズの花のメダリオンは、ラルフ ローレンの80年代の広告キャンペーンで、アイコニックなモデル、クリスティーン・ホルビーが着ていたものを彷彿とさせる一着。
また、深い色合いで描かれた水彩の花柄があしらわれたサテンにレースを重ねたホルターネックドレス、シルクニットラッフルが何段にも重なり、ボディを緩やかに螺旋状に取り囲んだホルターネックドレスなど、手が込んだデザインにも注目
小物使いでエッジをプラス
大胆な小物使いも、今回のコレクションの特徴の一つだ。プレフォールで登場したオーバーニーブーツ「Barnet(バーネット)」、そして今シーズンの新作、クラシックなカウボーイブーツをモチーフにしたブーティ「Quinn(クイン)」は、ルックにエッジを効かせている。
Spring 2025で発表された「The Ralph(ザ ラルフ)」ハンドバッグシリーズのサッチェルは、少しリラックスした雰囲気を取り入れたデザイン。ラルフ・ローレンのコレクションである高級車にインスパイアされたという、その控えめなデザインにも注目です。
デイタイムショー:自然光が演出する美しさ
ラルフ・ローレンは、Fall 2025コレクションをデイタイムに発表しました。自然光が差し込む都会的な空間で、魅惑的なムードの服を発表するというコントラストは、今シーズンの美しい緊張感を完璧に表現しています。
今回のコレクションを通して、ラルフ ローレンは、時代を超越したエレガンスと、現代を生きる女性の力強さを表現していると感じました。あなたにとって、ラルフ ローレンのファッションはどんな存在ですか?
【お問い合わせ先】 ラルフ ローレン TEL: 0120-3274-20