秋の果物を使ったヨーグルトと聞いても、柿とほうじ茶の組み合わせは少し意外かもしれません。鳥取県三朝町の専門店「三朝ヨーグルト」が10月17日に発売した「柿とほうじ茶ヨーグルト」は、甘柿「輝太郎」のジャムと、ほうじ茶のジュレ、2種類のヨーグルトを重ねた季節限定のカップです。
MONOLABは運営する株式会社OMOIに、組み合わせが生まれたきっかけと、果肉の食感、発売後の反応を聞きました。話の出発点にあったのは、昨年の秋に販売した別のヨーグルトでした。

きっかけは、昨秋の「焼き芋とほうじ茶」
同社によると、昨年の秋には「焼き芋とほうじ茶」のカップを販売していたそうです。その経験から、ほうじ茶の香ばしさが秋の甘い素材によく合うと感じていました。
今年出会ったのが、倉吉市の福井果樹園で育てられた輝太郎。そこへ、大山町・井上青輝園の強火で炒ったほうじ茶を合わせました。組み合わせたときの味について、同社は次のように説明します。
ほうじ茶の香ばしさがすっと抜けて、後味が軽くなります。
甘い素材とほうじ茶を合わせた前年の経験を、今年は地元の柿へつなげた商品だったのです。同社は、今後は鳥取の和紅茶を合わせた版も考えていると教えてくれました。こちらは検討中のアイデアで、発売が決まった商品ではありません。
ジャムにしすぎず、ヨーグルトの中に柿の粒を残す
カップの中の柿は、店でひとつずつ皮をむき、刻んでから甜菜糖と炊いた自家製ジャムです。仕上げで大切にしているのは、とろとろになるまで煮詰めることではなく、果肉の形が残るところで火を止めることだといいます。
ヨーグルトと一緒にすくったときに、柿の粒がちゃんと口に残ることを大事にしました。
今回の取材で聞けたのは、火を止めるタイミングの先にある、ひとさじの食感でした。柿の甘みをヨーグルトに溶かし込むだけでなく、一緒にすくった果肉を口の中で感じられるようにしています。

公式の商品ページによると、重ねているのは柿ジャム、ほうじ茶ジュレ、無糖のヨーグルト、濃厚な水切りヨーグルトの4つ。食べるときは底からすくい、全体を一緒に味わう方法が案内されています。香料・着色料は使っていません。
倉吉の果樹園で育つ、鳥取生まれの「輝太郎」
使われている輝太郎は、鳥取県オリジナル品種の甘柿です。福井果樹園は1960年に二十世紀梨を植えたところから始まり、いまは親子三代で果樹を育てています。三朝ヨーグルトが輝太郎を商品に使うのは今回が初めてです。

今回の発表では、一つひとつの柿を手で磨いて出荷する様子も紹介されています。有機肥料でゆっくり育てること、竹の支柱を使うこと、剪定した木をチップにすることなど、果樹園の日々の取り組みも伝えられています。

三朝ヨーグルトのスタッフは果樹園を訪れ、試作品も味わってもらいました。地元の素材を仕入れるだけでなく、作り手と味を確かめながら生まれたカップでもあります。

お客様の声はこれから。スタッフにはジュレが好評
発売後の反応を尋ねると、お客様の声はまだ集め始めた段階とのこと。店頭で食べたお客様から「おいしい」と声をかけてもらったそうですが、現時点で多くの感想が集まっているという話ではありません。
一方、社内で話題になっているのは、ほうじ茶のジュレでした。スタッフからは「これだけでおいしい」「ほうじ茶ラテにしてほしい」という声が出ているといいます。試作品を食べた福井果樹園から届いた「柿とほうじ茶がこんなに合うと思わなかった」という言葉も、取材で改めて教えてくれました。
1個400円、柿の仕入れ分がなくなり次第終了
「柿とほうじ茶ヨーグルト」は120g入り、税込400円。三朝ヨーグルトの店頭と公式オンラインショップで販売しています。輝太郎の収穫期に合わせた季節商品で、仕入れた柿がなくなり次第終了します。
通販の案内では、保存は10℃以下の冷蔵、賞味期限は到着日から3日間。送料はクール便で全国一律1,400円と表示されています。お取り寄せする場合は、食べる日と送料も含めて検討すると選びやすそうです。
店舗は鳥取県東伯郡三朝町三朝901番地1。温泉街を訪ねたときのおやつにも、自宅で楽しむ季節のカップにも。購入時の販売状況は公式オンラインショップで確認できます。
※価格・販売情報は2026年10月22日時点。取材協力・写真提供:株式会社OMOI(三朝ヨーグルト)。編集部による実食記事ではありません。










